井の中のゲーム好きなカエル

へっぽこな1ゲーマーが、いろいろなゲームを紹介します。

TRPGのコンベンションに参加してきました

少し日が経ってしまいましたが、去る3月19日にKADOKAWAさん主催の「ドラゴンブック 春の大TRPG祭」、20日に創作ユニット・朔さん主催の「Egg Porch」という、TRPGのコンベンションに参加してきました。友人に誘われてこれらのイベントを知り、「TRPGは好きだけど、コンベンションには参加したことないな…」と思い、勇気を出して応募、参加に至りました。

TRPGとは、簡単に言うと『ゲーム機を使わず、紙とペンとサイコロを使って遊ぶゲーム』です。プレイヤーはシステム(コンピュータゲームで言う「ソフト」)のルールに則ってキャラクターを作成し、ゲームをプレイします。ゲームの進行はGMゲームマスター。システムによってKPやNCなど名称が変わる)によって制御されます。
仲間と協力したりGMとの駆け引きがあったりと、頭をフル回転させて楽しむ奥深いゲームです。


私は、TRPGは「シナリオをクリアする」ことも大事ですが、「一緒に遊んだ人と楽しくプレイする」ことが最も大事なことだと考えています。ゲーム機を使わないからこそ、人と人との対話が重要なゲームです。自分もみんなも楽しいのが1番!ゲームが終わった後に、「進行ありがとう」や「楽しかったー!」と声を掛け合えるのが、最も嬉しい瞬間ですね。

余談ですが、私がこのゲームを知ったきっかけは遊戯王のマンガでした…(笑)
バクラのようなGMは絶対に嫌ですね…。敵に負けたらもれなく魂がとられるのはちょっと…w

私は3年ほど前から友人たちと「ソードワールド2.0」というTRPGを遊び始め、2年ほど前から「クトゥルフ神話TRPG」に手を出していました。まだまだ遊び始めた初心者なので、初対面の方と卓を囲むコンベンション等に参加するのは、少し不安でした。
それも、19日に応募したのは全くプレイ経験のない「神話創生RPGアマデウス」というシステムだったため、当日はド緊張していました(笑)

アマデウスは、プレイヤーキャラクターが「神子(アマデウス)」となり、世界に降りかかる様々な災厄を食い止めるというゲームになります。神々の力を借りて戦うという世界観に惹かれ、初心者ながら応募してしまいました。
19日当日は、GMの方、一緒に卓を囲んだ方々に助けられ、楽しくセッション(TRPGをプレイすること)させていただきました!アマデウスについては、後日別にゲーム紹介として詳しいシステムの説明をしたいと思います。
仲間全員で巨悪の思惑を打ち砕き、見事ハッピーエンドに。それぞれの方のロールプレイ(演技すること)や立ち回りがハマり、とても楽しかったです!
パーティは
・まっすぐで正義感の強いイマドキの女の子
・ちょっと(?)卑屈でお兄ちゃん子の少年
・リアリストだが、みんなを暖かく見守る母のような少女
・穏やかで戦い嫌いな少年
という構成で、それぞれのキャラクターの掛け合いが、演じていてとても楽しかったです。私がロールプレイしたのは、4番目の穏やか少年です。
自分のキャラクターは、ラッキースケベや地味な活躍が多く、イマイチ戦闘ではパッとしませんでした(笑)不可抗力でヴァルキリーの水浴びを覗いてしまったり(ランダムイベント)可愛い女子を助けたら頬にキスしてもらったり(これもランダムイベント)…。おかしい。優等生で優雅な物腰の生徒会副会長の少年という設定だったのに…(笑)
ちなみに、キャラクターの「個性付け」もダイスで決めることができたので、「運試しに!」と全てダイスで決めました。その結果が「優等生で優雅な物腰」なキャラクターのはずだったのですが…どうしてこうなった。ごめんよマイキャラクター出雲くん…。


20日の「Egg Porch」では、主に「クトゥルフ神話TRPG」をプレイしてきました。
クトゥルフ神話TRPGは、架空の神話『クトゥルフ神話』を題材にしたホラーTRPGです。ホラーと言うだけあって、神話生物や邪神、宇宙的脅威などなど、プレイヤーキャラクターが物騒な存在に遭遇することもしばしばあります。
参加したのは、「1/10スケールクトゥルフ神話生物TRPG」という簡易版クトゥルフTRPG、「15(フィフティーン)」というオリジナルTRPG、リアル体験型クトゥルフ神話TRPGの三つのシステムでした。1/10スケールと15は限られた時間内にクリアを目指すという緊張感のあるゲームでした。1/10スケールは1時間、15はその名の通り15分が制限時間です。どちらも、能力の決められたキャラクターが4人用意されており、プレイヤーはその4人のキャラクターから自分が操作するキャラクターを決めました。キャラクターはそれぞれ得意な能力が設定されており、力自慢・頭脳派・バランス型・強運(1/10スケールでは鋼メンタルキャラでした)など、どれも個性的で楽しそうでした。
1/10スケールの方は、プレイヤーキャラクターに1人怪我人と、NPCに1人犠牲者が出てしまいましたが、プレイヤーキャラクターは全員生還することができました。私が操作したのは、力自慢の「赤井」さんで、謎の樽を破壊するなど力を発揮するところが多かったです。うーん、でもこれまたそんなに活躍できなかったような…?パワー自慢の脳筋キャラクターという体で演じたつもりなので、それはそれで良かったのかも。
15は、探索こそは成功しましたがクライマックスで私のキャラクターが発狂、他の方々のキャラクターも判定で失敗し、全員異形の怪物と化す見事なバッドエンドとなりました(笑)。サイコロの出目次第なので、仕方ないですね。このような展開もまた、TRPGの楽しいところです。
リアル体験型クトゥルフは、決められた職業を持つキャラクターから自分の好きなものを選び、名前や個性、「思い出」という項目を取得する、というキャラメイクをしました。私が選んだのは、オールマイティな能力で、他の人が判定する際に自分が代わりに判定を行うことができるという支援型職業「召使」を選択しました。一緒に参加した友人が「特高」(戦闘用キャラクター)だったので、そのキャラクターの友人かつ召使というポジションに落ち着きました。一緒にパーティを組んでもらった方々は、「探偵」「記者」(どちらも情報収集に特化した職業。聞き込みを行える相手が違うなど、異なる能力を持っている)「資産家」(お金を使って物事を有利に進められる能力。かなり便利)という職業で、かなりバランスの良いパーティだったと思います。
途中で私たちは異なるTRPGに参加することになっていたため、一旦パーティは解散しました。パーティの編成し直しは自由とはいえ、最初に組んでくださった方にはご迷惑をおかけしました…。
再開した時は別の方とパーティを編成し直して再スタートしましたが、残念ながらリアル体験型クトゥルフは時間が足りず最後までクリアすることができませんでした。く、悔しい!!うーん、また是非とも参加したい!その時は絶対にクリアしたいです!!
終わった後、最初にパーティを組んでくださった方々とまたお話ししたのですが、そちらもどうやら最後までクリアすることはできなかったそうです。
月下凌雲閣…手ごわかったです!

各卓でゲームを回してくださったGM、KPの方々には本当にお世話になりました。また、一緒に卓を囲んだりパーティを組んでくださったプレイヤーの皆様にも、沢山助けていただきました。とっても楽しい時間を過ごすことができ、幸せでした…。この場を借りて感謝いたします!

いろいろな人と交流し、同じゲームで遊ぶということは、いくつになっても楽しいものですね(笑)童心に帰ったような気がします。様々なゲームに触れて、幸せな三連休でした!


3月24日追記
読み返してみると、まだまだ伝えたいことが書けていなかったことに気づいたため、内容を書き足しました。