井の中のゲーム好きなカエル

へっぽこな1ゲーマーが、いろいろなゲームを紹介します。

ゲーム紹介その6 ペルソナ3ポータブル

今回紹介するゲームは、2009年にプレイステーションポータブル用ソフトとして発売された「ペルソナ3ポータブル(以下P3P)」です。このゲームは2006年にアトラスから発売されたプレイステーション2用ソフト「ペルソナ3」の移植版になります。P3Pは元のゲームから様々な変更点や追加要素があります。簡略化されたところも多いですが、手軽に遊びやすくなったので初めてペルソナに触る方にもオススメです。
以下、あらすじとレビューになります。

あらすじ
高校2年生の主人公は、家庭の事情で春から月光館学園することになる。ある日主人公は日と日の間である「影時間」に偶然入り込んでしまう。「影時間」には「シャドウ」と呼ばれる化け物が街に現れ、混乱を引き起こしていた。「シャドウ」を打ち倒せるのは、主人公達の持つ「ペルソナ」の力のみ。事件に巻き込まれた際に「ペルソナ」能力に覚醒した主人公は、「シャドウ」討伐組織「特別課外活動部」に引き入れられる事となる。「シャドウ」を滅ぼすために行動する主人公達に待ち受ける運命とは…。

レビュー
若者のキャラクターがメインで登場するRPGで、戦闘もターン制など王道なシステムで遊びやすいです。ペルソナ(キャラクター一人一人が持つ「もう1人の自分」。心の力が具現化したもの。)の使用できるスキル(魔法や必殺技など)はペルソナごとに異なっています。主人公と仲間キャラクターは、ペルソナと自らの持っている武器の二種類の攻撃方法で敵を倒すことができます。仲間キャラクターの使用するペルソナはそれぞれ固定されていますが、主人公のみペルソナの付け替えが可能になっています。この付け替えは戦闘中にも可能です。状況に応じたペルソナを使い分けるのがこのゲームの戦闘での醍醐味になると思います。
P3Pでは、オリジナル版の男性主人公に加え、女性主人公が追加されました。男性主人公を選んだ場合と違うサブキャラクターが登場したり、シナリオのイベントでも細かな変化があったりします。それぞれの主人公に良さがあるので、両方のシナリオをクリアしてみることをお勧めします!とても楽しめました。
シナリオの内容は、平和な日常と非現実的な「影時間」での戦いの違い、シリアスとほのぼの、たまにギャグな展開が程よくミックスされています。しかし、全体的に見ると、「いじめ」や「家庭問題」等の重めのテーマを取り扱っていたり、ゲームの根底にあるテーマが「命」であったりとシリアス色が強いかもしれません。クライマックスに連れて心が苦しくなる展開もありますが、その分ラストの盛り上がりも最高です。
エンディングのその後が知りたい方は、「ペルソナ3フェス」(プレイステーション2)をプレイすることをお勧めします。いつか、フェスもヴィータなどで復活して欲しいです…。

余談になりますが、私がこのゲーム(PS2版)を知ったのはゲーム雑誌がきっかけで、キャラクターの1人である「アイギス」に心奪われたからでした。その時はプレイステーション2を持っておらずプレイすることは叶わなかったのですが、後にポータブル版が発売されたと聞いた時にすぐに買いに行った思い出があります(笑)プレイしてみるとアイギスに限らず、仲間一人一人のエピソードがしっかりと用意されており、主人公も含めた全員が魅力的なキャラクターだと知りました。
このゲームは様々なメディアで展開しているため、まずは他のメディアで触れてみてからゲーム版をプレイしてみるのも楽しいと思います。また、ペルソナ3をプレイした方は、他のペルソナシリーズもオススメです。個人的には2も強くオススメしたいので、そのうちブログにて紹介したいと思います。